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MZ-5を手に・・・蘇るKマウントレンズ


#写真は1、3番目がキヤノンEOS 40D
#それ以外はペンタックスMZ-5+DA 18-55mm F3.5-5.6 ALで撮影、
#複合機キヤノンMP800でスキャン。

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xylocopalさんのネガ熱に当てられたわけではないが、デジタルカメラでなく、フィルムカメラがほしくなってしまった。

自分はフィルム時代はほとんどカメラに興味を抱かず、というのは金がなかったからだが、1998年に初めてデジタルカメラを手にしても、フィルムに関心を示すことはなかった。

が、デジタルも一眼レフになり、数台使っていくうちに、
ラティチュードが広い”
”フィルムにはフィルムの味がある”
などと書かれているのを見たり、実際にフィルムから取り込んだ写真を見ていると、自分でも、フィルムカメラを使いたくなってきた。

一番良いと思ったのが、ライナスの屋根裏部屋である。
自分のリンク集にも載せている。

幸い?うちにはフィルムスキャンもできる複合機、キヤノンMP800もあり、
「一度、すでにウチにあるフィルムでスキャンして考えるのが良いよ」という心の声も聞こえない振りをして(笑)、Yahoo!Auctionで中古フィルム一眼レフを買ってしまった。

それが上の写真のペンタックスMZ-5
もちろん、以前の*ist DS時代に買ったレンズの再利用を考えて、である。
お金があればBessaFlexを買っていたかもしれないが、とりあえずは出費の少ない選択を・・・
というより、万が一、すぐ飽きてしまったら無駄金、の可能性を考えると、大規模投資はできないというのが正直なところかもしれない。
それ以上に、レンジファインダー自体、現時点ではよくわからないのだ。
一眼レフならデジタルで使っているからわかるし。

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購入価格は7000円、相場を考えると安いと思う。それに決済手数料、送料を含めても8000円未満である。
使用感はあるが、完動品である。
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上がMZ-5から取り込んだフィルムの絵、下がEOS 40Dでの写真である。
フィルムはDNP CENTURIA(ISO100)である。

うまく表現できないが、
フィルムは絵的なような、写真のような
という感じだろうが。
もちろん、取り込み・レタッチの”腕”の問題もあるので、上記の表現では不適切な気もするが、でも普通のデジタル画像を比べると、変わっていて、これはこれでひとつの味なんじゃないかと思う。

別の言い方をすると、
デジタルは本当に点の細かい点描だが、フィルムは点をこすった感じがする。
特に等倍表示させるとその感が強い。

LOMOにはまる人がいるのが、なんとなく、わかるような気がした。

正統派フィルムユーザーからするとムムムな発言かもしれないけど・・・

以下、MZ-5での作例。
DA 18-55mm F3.5-5.6 ALでは24mmより望遠であればケラレはなし、シグマ 55-200 F4-5.6 DCは全体で軽い周辺減光があるが、ケラレはなし、となかなか使える。

フィルムスキャン術が上達すれば、写真のデジタルイメージも次第に変わっていくだろう。
デジタルと同じに感じるようになり、つまらなくなるかもしれない。
今は、いろいろ試行錯誤中である。
それが楽しい、と言えると思う。

あくびをする犬。
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撮影者の影が映りこんでしまった。
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ちなみにタイトルのKマウントとは、ペンタックスのレンズ規格の名称である。

by rshingen | 2008-01-15 01:20 | フィルムカメラ  

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