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地デジパソコンを完成させよ(2)

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#D50で撮影。外付けフラッシュを使わなかったので、一部フラッシュでてかっている部分がある。今回のPC作りで使用したパーツの一部。

地デジパソコンの自作、難航したのはWindows Vistaのインストールであった。
いや、インストールそのものはそれほどでもない。
その前後に、凡ミスとやや面倒くさい作業があった。

凡ミスとは、Seriai-ATA ハードディスクについて、電源コネクタと別の「くぼみ」に、PC電源からの電源コードを差し込んでいたこと。
これがまた、従来のIDE ハードディスクの電源コネクタと同じ位置に、コネクタがすんなり入る大きさなのだ。
とはいえ、接点があるわけでもなく、これは私の凡ミス。
このため、インストールしようとしたらHDDが見つからない、ということで、かなり時間を無駄にした。
もうひとつは、AMD690Gチップセットが抱えている問題、
すなわち、HDDへのアクセス方法をAHCIで行うように、BIOSで設定すると、Windows Vista、およびXPでインストールがうまくいかないという問題。
Vista SP1でうまくいくと思ったが、インストールこそ普通にこなしたものの、その後の稼動時に、

・HDDがえらく熱くなる。
・HDDアクセスが必要な動作が異常、すなわち、アクセスを執拗にしたと思ったら、しばらくの間止まっている、の繰り返し
で、地デジカードの添付ソフトのインストールすら失敗する始末。

これは、
AHCIをあきらめ、Native IDEモードにすればいい、といえばそれまでだが、せっかくのパーツをパフォーマンスを落として使うのもなんなので、
ここの情報を見て、
GIGABYTEの製品なのに、なぜかAsustekで公開しているドライバを適用して解決した。

 ※日付を見ると、GIGABYTEで公開しているものより新しいので。
  どちらにしろ、AMDから提供されているドライバのはずなんだが。

その他、グラフィックスドライバ(ATI Catalyst)の適用にもちょっとつまずいたが、何とかそこもクリアして、今に至っている。

備忘録として書いておくが、手順は以下のとおりになる。

1.外付けグラフィックスカード(VGAカード)をPCI Expressコネクタに挿し、BIOSの設定でオンボードVGA機能をdisabled(使用不可)にしておく。
この時点で、地デジチューナーカードは挿さない。

2.同じくBIOSの設定で、HDDアクセスを、標準のNative IDEからSATA→AHCIに変更。
また、ブート順序は、FDD→CD-ROM→HDDに変更しておく。

3.Windows Vista(SP1適用済み)をインストール
※できれば、この時点で、前述のAsustekからダウンロードしてFDDに解凍したAHCIドライバを適用するのもいいかも。

4.マザーボードの添付CDでドライバをインストールする。

5.外付けグラフィックスカード(VGAカード)のドライバをインストールする。
※いきなりATI Catalystをダウンロードしてインストールすると、インストール後にVGAドライバがないと警告が出る。

6.もし、AsustekからのAHCIドライバを充てていなければ、遅くともここで充てる(べき)

7.ATI Catalystの最新版(マルチランゲージ版(日本語が含まれる)をダウンロードすること)
を適用。できれば、Windows Updateもやっておきたい。

8.地デジチューナーカードを装着。アンテナ線もつなぐ。

8.起動して、地デジチューナーカード用ソフトウェアを適用。

なお、地デジチューナーカードであるが、製品は
ピクセラPIX-DT012-PP0である。

メーカー製PCの地デジチューナーへのOEM提供として実績があるからか、すんなり動作している。
もっとも

・BS/CSチューナーを内蔵して、他製品より値段が高い。

・DVDやブルーレイへのムーブが、将来のアップデートでの「対応予定」

・画質変換などが今の段階ではできない(HD画質オンリーでしか録れない)。
将来できるようになるかどうかも不明

なので、
競合製品(バッファローやアイ・オー・データ)程、話題にもなっていなければ、
売れてもいないようだが。

by rshingen | 2008-05-25 14:29 | コンピュータ  

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