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Covia CMR-250

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#上2枚はFUJI FinePix F31fdで撮影、最後の1枚は携帯電話W62Sで撮影。


前回、FlyCastの時に書いた「とある製品」だが、Covia CMR-250という製品である。

iPod touchの欠点だが、iPhoneと異なり、インターネットと常時接続ができない。
もちろん、iPhoneといえども、ソフトバンク携帯の電波(基地局)の範囲外で不可能ではあるけど、原則、都市部ならできるはず。
この欠点を、なんとかカバーしようと言うのが、今回の製品なのである。

当製品は、キャリアが出している「データカード」(モデムカード)と無線LANアクセスポイントを結びつけ、
・iPod touchは上記製品の「無線LANアクセスポイント」にアクセスする。
・上記製品は、データカードが挿入されれば自動的にダイアリング、データカード提供元のネットワークに接続する
という仕組みで、擬似的に常時接続を実現する。

この手のことは、皆、考えることであり、
このCovia以外でも、
PHS300
DCR-G54/U
などがある。

私も、最初は、このDGR-G54/Uと、これ用の電池ボックスを買おうと思ったのだが、予約後しばらくしてから、「電池ボックスの部材調達が遅れ、納品は来年2月になる」と言う連絡を予約元から受けたので、やむを得ず、CMR-250を買ったのだ。
この手の製品の先駆者的存在のPHS300は高かったし・・・。
お値段は送料無料の13800円。
加えて予備電池(ROWAの互換品・日本製セル)をも購入。
CMR-250に付属の電池は中国製なのだが・・・(笑)

これははっきり行って、利便性が激増である。世界が変わる、と言ったら過言だけど、それに近いくらいの感覚。
通勤の行き帰り、使えるところでネットラジオを聞く、
車で都内を走る時もiPod touchとFMトランスミッタで聞きながら走る。
ネットにつながっている以上、Webも見られればメールも書ける。
写真の大きさからも、冬場はジャケットの内ポケットにすっぽり収まるし。
値段を見れば若干高いと感じるかもしれないが、それ以上の大活躍をしてくれている。

もっともここまでつなげる気になるのは、イーモバイルと定額契約
(データプランの二年縛りで、使用・未使用にかかわりなく月額4980円)しているからであり、
もし従量制料金体制だったら、こんなことしないけどね。
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by rshingen | 2009-11-19 00:15 | コンピュータ

野沢温泉

自分で企画、場所の選定もしておきながら、いざ行く前日に渋りだした友人に、「こちらも頭痛いのに行くんだよ!」と行った野沢温泉
昭和レトロを狙ったような町並みと、お宿は良かったし、外湯(共同の温泉)もいいアイデアだが、
いかんせん
・外湯は狭い!
・外湯は熱い!
ところが問題か?
まーあの狭さが「コミュニケーション」を生むんだろうとおもうが。
また、さすがに、野沢菜漬けはおいしかった。
友人に依頼されて、野沢菜漬けのお代わりもしたし。

これでもう少し、外湯が広ければ・・・

#写真はすべて FUJIFILM FinePIx F31fdで撮影

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食べログでも評価の高い、信州戸隠 そば味処 ぼっちの十割そば。
通常のそばと食べ比べた友人いわく「コシが(より)ある」とのこと。


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宿泊したのは中島屋さん。インターネットがまったく使えない以外は満足できた。


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信州名物「おやき」、その奥に友人選択の馬刺し、野沢菜漬け。


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そして、ここでしか食べられないかもしれない?熊肉料理のマタギパイ


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中に熊肉があるのだ。


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昭和レトロっぽい景観のひとつ。


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10月まではやっている朝市。ここで土産の漬物類は購入した。


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長野オリンピックを記念したマンホール。オリンピックマニアの友人が目ざとく見つけた。


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飯山線。帰路は野沢温泉からバスで戸狩野沢温泉駅、そこから飯山線で長野まで。二両編成で、写真は、その二両が連結する前の移動。


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有名な峠の釜飯。長野駅で購入。
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by rshingen | 2009-10-30 00:34 | 旅行

F1 PIT STOP CAFEでシンガポールGP観戦

以前にも書いたことがあるF1 PIT STOP CAFEでのレース観戦だが、今回はシンガポールGPを観戦。
今回は行って正解!!って、いつもが不正解なような書き方だが、そうじゃなく、
今回はメリット多し、ってことである。
レッドブル・レーシングのレースカー(たぶんレプリカ?)の展示
・レッドブル・レーシングのピットスタッフ(テストチーム)による、タイヤ交換の実演
があって間近にそれを見られたのであった。

驚いたのは、たぶん、ジャッキアップのときだと思うが、
バン!
と結構な音がすることだ。
「思うが」と書いたのは、人が車の前に殺到して、ちゃんとは見られなかったからなのだが・・・(笑)

#以下、写真はすべてFUJI FinePix F31fdで撮影。写真によっては色補正をかけている。

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ペルノ・リカールで扱っている、F1公式シャンパン マム(MUMM)の宣伝ガール達。


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ピットクルーの代表にインタビューする、ミス・ユニバース・ジャパン2007ファイナリストの小泉亜子
英語ペラペラで、会場では、もっぱら通訳として奮闘。


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実演するとのアナウンスがあった後、あっという間に人が殺到。
チャイナドレスの女性がいるのは、今回に限り、チャイナドレス着用者は入場無料のため。
シンガポールは中国系の人が多いから・・・だと思われる。


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なぜか会場内でモデルの撮影。どの媒体で使われる写真なのか?
フォトグラファーも女性。
一般の方の顔の部分は、修正してあります。


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by rshingen | 2009-09-28 02:18 | その他全般

今興味のあること・・・「闇の奥」「コンゴ」

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#タイトルとは関係なく、恵比寿ガーデンプレイスにて。FUJI FinePix F31fdで撮影。

歴史好き、歴史ものの本好き、歴史ものの映像作品も割りと好き-最悪でも、その時代・その地域の風景とかが見られる-という趣向からか、歴史を扱った、もしくは世界を扱った評論を読むのも好きだが、
最近は、映画「地獄の黙示録」の原型となったといわれる、ジョセフ・コンラッドの「闇の奥」を、その「闇の奥」の数十年ぶりの翻訳を出し、かつ「闇の奥」の背景を描いた「闇の奥の奥」を著述した藤永茂氏に興味を持っている。

もっとも、「闇の奥」すら読んでいない・書籍も持っていないので、もっぱら藤永氏のブログばかりよんでいるが、この英文学を専攻しているわけでもなく、専門は物理学者の藤永氏が、門外漢と呼ばれるのを承知で「闇の奥」を翻訳し、その背景を研究しているその情熱は何なのか?
ブログでもそれがわかるか、わからないかも、わからないが、
とにかく読んでいる。
ルワンダ大虐殺の読み解きも興味深い(通説と逆なのだ)
で、読んでいるうちに、今、この21世紀に、小説の舞台となったコンゴで第二次世界大戦後最悪と呼ばれる内戦-戦争が延々と続いていることに、おそばせながら気がついた。
言い訳ではないが、北隣のスーダンでのダルフール紛争については結構報道されているのに、コンゴ内戦のは扱いが小さいのは、
もしかしたら、資源獲得の背後に控える欧米企業の「逆プロモーション」なんだろうか。
-2002年の段階で、250万人が死亡、200万人が難民化。

《参考になるWebページ》
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/c/a5d70a508199932840f36ccf1af7a97e
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo.html
http://www.msf.or.jp/special/condition_critical/photo/photo_01.html
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by rshingen | 2009-09-15 01:46 | その他全般

海外通販Blu-Rayが来た!

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#撮影はFUJIFILIM FinePix F31fd

たまたまBlu-Rayプレイヤーを買ったので、Blu-Rayソフトが買いたくなってしまった。
本当は、以前作成した地デジPCで録画番組をBlu-Ray化することもできれば、再生もできるので、問題はないはずだが、その後フリーオ(台湾製のデジタル放送チューナー)を購入したので、
 フリーオで録画し、TMPG MPEG Editorで編集、Blu-RayにしたBD-Rディスクが一般の再生機器で問題なく再生できるか
を調べるためにプレイヤーを買ったのである。(なんと出費大王なことか・・・)
で、以前から、町山智宏のサイトでスポンサーになっているDVD fantasiumというサイトを見ていたところ、
閲覧時に未発売だった
ジェイソン・ボーン・トリロジーBOX 【初回生産限定商品】
がAmazonで9851円だったのに対し、
Fantasiumでは72.66$、送料を含めると82.16$で、日本円にすると8021円!
こりゃ安いということで、買ってしまった。
クレジットカードでの購入なので、為替手数料も若干取られているが、それを含めても、1800円強差がある。
おまけに、UK(イギリス)版なのだが、日本語字幕/日本語音声もしっかり入っている。
だから買ったというものあるが。

しかし、Webでクリックしてから、クレジットカードの確認、発送に4日程度はともかく、手元に届いたのは
15日後
しかも、USPS(国際航空郵便)なので、状況の追跡(トラッキング)ができずに、届くまでは、本当にヤキモキしてしまった。
まぁ、ヤキモキした分、届いた時のうれしさはより大きくはなるけれど・・・

ちなみに、フリーオ+TMPG MPEG Editor3でのBlu-Rayは上記プレイヤーで問題なく再生もできている。
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by rshingen | 2009-07-27 17:09 | その他全般

二重請求

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#写真はお題とは関係なく、恵比寿ガーデンプレイスにてFUJIFILM FinePix F31fdで撮影後、あまりにもマゼンダが強烈なので、Photoshop Elements 4.0で彩度と明度をマイナスにして修正。

ちょっと前だが、クレジットカードの二重請求があった。
たまたまクレジットカード明細をWebで見てたら、見つけたのだ。
あるホテルの請求だったが、そこで会計の時、従業員が処理に手間取っていたので、あああれか、と思い出した。

ただ思い出した時は、すでにクレジットカード会社への支払額が確定しており、後、数日で口座から引き落とされるタイミング。
あわてて日中、クレジットカードに電話をかけたが、つながらないつながらない!
つながることはつながるのだが、機会音声メニューからオペレータにつなげようとすると、延々待たされたあげく、
「ただいま混み合っておりますので、申し訳ありませんが、おかけ直しください」が4回。
これ、フリーダイアルじゃないんだよな・・・フリーにしたらもっと大変になるのはわかるけど。

で、5回目にようやくつながり、明細を見てもらい、二重請求だと認めてもらったものの、
「返金については、ホテルさんと(方法を)やりとりしてくれ」とのこと。
ホテル側からクレジット会社にアクションを起こしてもらわないといけないからなのかもしれないが、
それなら最初からホテルとやり取りすりゃよかったよ、まったく。

結局、その後、ホテルに電話して、部屋番号等を話し、納得してもらうため、こちらから提案して、
帰宅後、領収書等をFAXで送る予定だったが、送る前にホテル側も事態を認識し、口座振込みによって返金する、
つまり、クレジットの請求はそのまま、ということに相成りました。
ホテル側の対応としてはいい方にはいると思う。
ま、クレジットカードのポイントが余計にもらえるという点ではいいけれど、微妙になんだかなという感じも
しないではない。
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by rshingen | 2009-07-15 00:18 | その他全般

F1 PIT STOP CAFEでドイツGPを観戦

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#いずれもFUJIFILEM FINEPIX F31fdで撮影

F1 PIT STOP CAFE(東京・六本木)に始めて行った。
目的は当然F1観戦。
入場料は1000円で、チームウェアを着ていくと1割引なので、
急遽、池袋PARCOの店で「3000円均一セール」で売られていた、
マクラーレン ロケットシャツを購入。
非常に派手なレッドだけど・・・。

店内はいくつかテーブルが置かれ、壁に大小のスクリーンやディスプレイが
設置され、それを見ながら飲食い、かつ店独自の実況・解説を聞くというもの。
そのためにFMラジオの貸し出し(無料)もある。
それとは別に、店に置かれたスピーカーからCS放送の実況・解説も流れている。

ビールは開催国ビールといいながら、
なぜかタイガービールやバドワイザーやスペインのビール、英国のバスペールもあり、
「今開催しているところでなく、開催したことあるすべての国のビールか!」
と突っ込みいれたくなったり、お値段350mlで800円と割高だったりするが、
食事自体は、写真のものは2600円と、六本木という場所を考えると、
ものすごく割高ということはない。

試合は、同行した友人がフェラーリファンで、同チームドライバーの
ライコネンが「なんだか速い」フォース・インディアスーティルにぶつけられてリタイア
した時、
「あのインドヤロー」とうなっていたのがおもろい記憶、てな感じなんすか(苦笑)
スーティルはドイツ人だけどね。
マクラーレンウェア着ていった私が言うのもなんだが、日本勢ももっとがんばってほしい。

フォース・インディアについてはスーティルが激走している時は、実況の人が
「インドの人、カレーを食べる手がとまってますよ!」
ライコネンと接触してピットインした後
「インドの人、カレー食べ始めちゃったでしょうねー」
はヒットだった。事前の仕込みネタじゃないと思うから(同チームのファンには失礼)
アドリブ、たいしたもんだ。

ちなみに、司会の女性、小嶋亜由美「あっぱれさんま大先生」で知名度を上げる、
とウィキペディアには書かれていた
が、残念ながら私は同番組を見ていないので、
「あの子がこんなに大きくなって・・・」的感慨はなかったのでした。
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by rshingen | 2009-07-13 23:49 | その他全般

人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話(3)

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#これもまたテーマとは関係なく、実家のヒマラヤユキノシタ。FinePix F31fdで撮影

以下、特に断りのない限り、引用は
人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話」から行っている。

ユダヤ人虐殺は、当のドイツ人の間ですら、犯罪行為と認識されていたのが、(戦後のインタビューとはいえ)当書に記されている。
シュタングルが彼にとって最初の絶滅収容所勤務であった、ソビボールに妻子が来たころ、たまたま同収容所勤務の親衛隊員、カール・ルードヴィヒがシュタングル夫人とあって話すくだり。

「とにかく話が長くて酒臭かったので、私はだんだん我慢できなくなりました。
でも、そのうち泣き始めたので、きっとこの人も寂しいんだろうと思って、せめて話くらい聞いてやろうと思い直しました。
すると、彼は突然言い始めたのです。『ひでぇもんだーまったくひでぇもんだ!あれがどんなにひどいか、分かりますか?』
私は彼に、いったい何がひどいの?と尋ねました。すると『何も知らないんですか?』と聞かれたので、私は『知りませんよ、何の話?』
と尋ねました。『ユダヤ人ですよ』と彼は答えました。『ユダヤ人が殺されているんです。』
『殺されている?いったいどんなふうに?』すると彼は『ガスですよ、ものすごい数の人が』と言ったんです。
それから彼は泣きながら事細かに説明してくれました。
『でも俺たちは総統の命令でやっているんだ、総統のために生贄を捧げているんだー俺たちは命令に従っているんだ。』
それから付け加えました。
『ユダヤ人たちがどんな目にあっているか想像できますか?』
それで私も耐えられなくなり、もう帰ってくれと頼みました。
私もその時は泣いていました。何も考えることができなくなって。
子供たちを家の中に入れ、その場にへたり込んで、まるで地獄の淵を見ているかのような心境になりました。
夫が、愛する人が、そんな仕事をしているなんて、何故彼がそんな仕事をする羽目になったのか?
そんな仕事に彼が耐えられるのか?」


カール・ルードヴィヒは、トレブリンカ収容所の生き残りのユダヤ人、ジョー・シェドレツキに
「今でも、また会ってみたいドイツ人もいるよ。親衛隊員だったカール・ルードヴィヒだ。彼は善人だった。
彼は私だけではなく、多くの人々に救いの手を差し伸べた。とても信じちゃもらえないだろうが。
今、どこにいるのか知らないが、彼のためなら証言してもいいよ。」

と評される人だから、とても耐えられなかったのだろう。
「証言してもいいよ。」とは「もし裁判があるなら、弁護側証人として、擁護の証言をしてもいいよ。」
だろうけど、カール・ルードヴィヒその人は、行方不明である。

この殺人作業が知られたことにより、シュタングル夫妻の間は若干ギクシャクしたものになる。
夫人がシュタングルと口を利かなかったり、絡んだりする記述も書かれている。
ギッタ・セレニーが書く以下の記述を納得させるケースではある。
 何百人もの人間、男性、女性、子供を殺害するために、ナチスは単なる肉体的な死ばかりではなく、精神的な死と社会的な死を与えた。
 それは単に、犠牲者だけではない。
 殺人を行った加害者に対しても、また、それを知っていた傍観者に対しても。
 そして、さらにーある程度までー当時考えたり感じたりすることのできたすべての人間に対して。

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by rshingen | 2009-05-09 00:50 | その他全般

人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話(2)

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#これもまたテーマとは関係なく、東京・練馬の石神井川沿いの桜。FinePix F31fdで撮影。

以下、特に断りのない限り、引用は
人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話」から行っている。

フランツ・シュタングルはオーストリア人で、もともと警察官だった。ドイツによるオーストリア併合後、赴任してきた上司と合わず、また、自分が要射殺リストにあげられているかもしれないとの不安にも駆られ、結局、ハルトハイムの安楽死センターで警備の仕事に就く。その後、オーストリアに戻って再び合わない上司と、いつ粛清されるか分からない状態で仕事をするか否かの選択となり、「戻るくらいなら」とポーランド行きを選ぶ。しかし、ポーランドのルブリンについた後行かされた、ベウジェッツで見たのはユダヤ人の大量の死体だった・・・

結局、ユダヤ人大量虐殺を「自分の手で直接でなくとも」遂行する立場にいながら、その立場から逃れなかったことについて、著者セレニーはシュタングルに質問する。
質問に関する答えは、同じ立場にあれば皆が答えそうな回答だった。

「もちろん今では、はっきりしていることですが、ナチスは強制収容所からの転属を希望した人間をすべて処分したわけではなかったー違いますか?あなたは、当時すでにそれを知っていたんじゃないですか?」
「あぁ、皆が皆殺されたわけじゃないことは知っていた。しかし、転属願いを出した連中の多くが、処刑されたり強制収容所送りになっていた。自分がどうなるかなんて、分かりっこないじゃないか。」


しかしセレニーはそれに対し、以下の自問を記している。正直だと思うし、かつ、ほとんどすべての人が明確に答えられない質問だと思う。

この言い訳はシュタングルの人生全体を貫く一つの論理ともなっていた。それは私が彼との面接を行っていたあいだ中、ずっと基本的な問いであり続けた。つまり、人間は、いったいどの時点で、他者のために自分の命を危険にさらす勇気を持つべきだという道徳的判断ができるのか?それは私にとっても、当時も今も答えられない問いとなっている。
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by rshingen | 2009-05-08 00:28 | その他全般

人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話(1)

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#写真はお題と関係なく、恵比寿ガーデンプレイスのサンジェルマンで食べた白パン(手前)とお米パン。
特にお米パンはおいしいので一押しです。FinePix F31fdで撮影

第二次世界大戦中、ナチスドイツはユダヤ人絶滅政策の一環として、ポーランド各地のゲットー(ユダヤ人居住地区)から数箇所の絶滅収容所にユダヤ人を送り込み、ガスで殺害する「ラインハルト作戦
を実施した。その収容所のうち、ソビブル絶滅収容所、トレブリンカ絶滅収容所で所長を務め、90万人以上のユダヤ人殺害の責任者だったフランツ・パウル・シュタングル大尉は、戦後シリア経由でブラジルに逃れ、家族とともに暮らしていたが、発見され西ドイツに送られ、裁判の結果、終身刑となる。「人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話
は、収監中のシュタングルに、ウィーン生まれで現在は英国在中の女性ジャーナリスト、ギッタ・セレニーが70時間にわたってインタビューしたものを中心に、収容所の生き残り(被収容者のユダヤ人、加害者のドイツ人、ローマ・カトリック教会の関係者へのインタビューを加えて構成したものである。

ちょっと前だが、芝健介「ホロコースト―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌」(中公新書)
で「人間の暗闇」が紹介されていて、興味を持ったので購入した。お値段4410円。結構な値段である。
しかし、この手の本は、いかんせんそう売れるわけでなく、一度絶版になってしまうと、手に入れるのが非常に難しくなるので、エイヤっと買ってしまった。
読んでみると・・・もともとナチスドイツやホロコーストには興味を持っていたので、夢中になって読み進めたが、その感想を一言で言うのは難しい。
ただ、上記リンク先(Amazon)でスッポン太郎氏がコメントしているように、
「自分自身ならば、どうしたか」を考えさせ続けられるのは確かだ。

興味の理由としては、

(1)シュタングルの子供のころからの話が出ていて、収容所長としてのシュタングルというより、フランツ・パウル・シュタングルその人を調べていくインタビューであること

(2)単なる断罪を行っていない。セレニーの分析や気持ちの変化も記されている。

(3)本人以外の人のインタビューにより、T4作戦、ラインハルト作戦、ホロコーストに対する連合国やヴァチカン法王庁の態度、戦後の脱出の様子が描かれている。
また、シュタングル夫人とのインタビュー(シュタングル死後)がかなり書かれているのも大きい。
セレニーが女性である(から、夫人から話を引き出しやすい)ことも大きいが、やはり彼女のインタビューおよび構成能力が優れているのだろうと思う。
(このテーマ続く)
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by rshingen | 2009-05-07 00:06 | その他全般